どうも。飲んだコーヒーの味をイラスト化しているぺろりんちょです。
今回の記事では、ムラありの焙煎について書いていこうと思う。
これは趣味で手網もしくはごま煎り器でカッピングはせずに、勘で焼いているど素人の研究途中のレポートである。使用している生豆のランクはプレミアム以上が多い。焙煎歴は半年位で、焙煎回数は40回程度である。
まず私が思っている結論を書こう。
コーヒー豆は、ムラ有で焙煎した方が美味しいものと、綺麗にムラ無しで焙煎した方が美味しいものがある。
である。しかしコーヒーの好みは、音楽の好みのように実に多様で自由だと思う。AというアーティストのBという曲が好きだといくら人に伝えても、それぞれの感性が違うので感じ方が変わるように、味覚もそれぞれ多様なので、私が美味しいと思う珈琲を飲んでも皆が美味しいと感じるわけではないと思っている。
現在、単一ブレンドを販売しているプロは何度か見かけたことはあるが均一に焼かれている珈琲豆が大多数を占めている(2019年8月現在)
派手にムラのある焙煎をすると味がボワっとなるのでそこは好みの問題だろう。
※この記事で言うムラは美味しく飲める範囲を対象にしている。生焼けなどは含めていない。
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下の画像はナチュラル精製のグァテマラのコーヒー豆だ。
(とても大好きな銘柄の為、農園名は伏せさせて頂く。
こちらの豆の推奨焙煎度は中煎りである。C>B>Aの順で、Cが一番美味しく感じた。
味わいをイラストで表現すると以下の様な感じだ。
今までたくさんプロが焙煎した珈琲を飲んできたが、Cの豆はその中のTOP3位に入る味わいだった為、ムラ有焙煎に私はハマり始めた。
しかしこの焼き方をすると不協和音のような味わいになってしまう種類の豆もあると思う。
浅煎りでジュース感を出したい場合や、味をクリアにしたい場合はムラ無し焙煎をするべきなのだろう。
エルサルバドルやエチオピアはムラ無しで焙煎した方が私は好きだ。
しかし浅煎りでも、ほんの少量の中煎りを混ぜると味に輪郭が出る場合があると思っている。
Cのような浅煎り~深煎りMIXの焼き方を私は勝手にレインボー焙煎と呼んでいる。このレインボー焙煎は、特にナチュラル精製のボディの強い生産国(例:グァテマラ コロンビア)などのチョコレートフレーバー系の豆に向いている傾向があるのではないかと思っている。
ところでムラ有焙煎(単一ブレンド)にも色々ある
私が焼く場合、まず綺麗に焼くかムラ有で焼くかを考える。ムラ有で焼く場合、どれくらいの幅をつけるか豆の銘柄で画像検索などをしたり、推奨焙煎度をベースに決めたりしている。(今回はシナモン~フルシティをシティ多目でムラありで焼こう! という感じで
ムラのつけ方だが、手網だと付きやすいように思うが、最近では
そこそこ均一に焼きながら軍手をした手で豆を段階的に焙煎された豆を抜きながら焼いている。この方法だと、浅い豆を確実に残せるため、コントロールがしやすい。
やけどにはお気をつけて。私は一度やけどをした。
ここからは私の妄想だ
●妄想その1 レインボー焙煎屋さん
こんな店があったら面白い。
シングルオリジンの単体ブレンドを扱う専門店だ。浅煎り専門店・深煎り専門店があるのだから、こういうお店もあっていいじゃないか?と私は思う。プロならカッピングを行うから、より繊細に味をコントロール出来るよね。
珈琲=ムラがないものが絶対美味しいと思っている人が、大多数なので注意書きが必要な可能性もある。苦情が来るかもしれない。
●妄想その2 単一ブレンドが可能な電動ロースター
こんなメモリのある電動ロースターがあったら欲しい。
◇◇ムラ有焙煎を始めたきっかけ◇◇
私が焙煎を始めたのは2019年2月、手網で焼いていた。元気にぐるぐる回した方がムラがなく焼けることは知っていたのだが体力があまりなく割と適当に焼いたために、ムラのある珈琲が出来上がった。しかしなぜかとても美味しかったのだ。
なんであのプロの焼いたムラのない珈琲よりも美味しいのだろうか?
ネットで調べたら、1件だけ、ムラがある方が美味しいとプロが書く記事を見つけた。
2019年4月レインボー焙煎に挑戦。驚くほど美味しく出来たのだ。
◇◇◇◇
まだまだ研究段階だ。
ただこの焙煎を行い、あなたの好みの味ではなかったとしても私は責任を取れない。
あなたの大好きな一杯が見つかりますように。
お読み頂きありがとうございました。